ペンギンにひざはあるの?

コハク
コハクヨチヨチ歩きのペンギン。あの短い足に、ひざはあるのでしょうか?
30秒でわかる答え
コハク実は、ちゃんとありますのよ。

ペンギンにもひざはあります。太ももの骨やすねの骨、ひざの関節は羽毛におおわれた体の中にかくれていて、外に出ているのは足首から下の部分だけです。そのため足がとても短く見え、陸の上ではヨチヨチ歩きになります。

砂浜を歩くジェンツーペンギン
砂浜を歩くジェンツーペンギン。体の外に見えているのは、足首から下の部分です。写真:Liam Quinn from Canada / CC BY-SA 2.0 / ウィキメディア・コモンズ

骨のつくりはほかの鳥と同じ

京都市動物園の解説によると、ペンギンの足もほかの鳥と同じように、太ももの骨(大腿骨)、すねの骨(脛腓骨)、足の甲にあたる骨(ふしょ骨)、指の骨でできています。アメリカのニューイングランド水族館も、ペンギンには短い太ももの骨とひざ、すねの骨がちゃんとあると説明しています。

ひざは体の中にかくれている

鴨川シーワールドがレントゲン写真で紹介しているように、人でいう太ももや、ひざから下の骨は体の中にあり、足首から下だけが外に出ています。ひざは羽毛と体の中にしまわれているので、外からは足がとても短いように見えるのです。

図:ペンギンの足の骨
体の中にかくれている大腿骨(太もも)ひざ脛腓骨(すね)外に見えている足首ふしょ骨(足の甲)指の骨だから足が短く見える
コハク
コハクひざを体の中にしまっているなんて、驚きですわ。

泳ぐためのかたち

このつくりは、水の中で暮らすのに合わせたものと考えられています。京都市動物園は、水の抵抗を減らしてなめらかに泳ぐことを優先した結果だと説明しています。スミソニアン協会の解説でも、体の後ろのほうについた足は、水中では向きを変えるかじの役目をして、水の抵抗を小さくすると紹介されています。

ヨチヨチ歩きのわけ

そのかわり陸の上では、外に出ている部分がとても短いぶん、一歩が小さくなります。鴨川シーワールドは、極端に短い足で歩くことになるため、ヨチヨチ歩きになると説明しています。陸ではぎこちなく見えても、水の中ではすばやく泳げる体なのです。

もっと知りたい

  • スミソニアン協会によると、ペンギンは一生の最大75%ほどの時間を水の中で過ごします。
  • いちばん大きいコウテイペンギンは身長約1.35メートル、いちばん小さいコガタペンギンは約33センチメートルです。
  • コウテイペンギンは深さ約518メートルまで潜ることがあり、2018年の研究では32分以上潜っていた記録もあります。
コハク
コハクひざも太ももも、羽毛の下にかくれているだけ。水の中ですいすい泳ぐための体なのですわ。

3択クイズで確かめよう

ペンギンにひざはある?

答えを見る
  1. ない
  2. 外から見える所にある
  3. ある。体の中にかくれている

ある。体の中にかくれている 太ももやすねの骨、ひざは羽毛におおわれた体の中にあり、外に出ているのは足首から下だけです。だから足が短く見えます。

参考資料

  1. 御意見箱に寄せられた御質問への回答(Q.ペンギンの足)京都市動物園
  2. Vol.258~ヨチヨチ歩きの理由~鴨川シーワールド
  3. FAQ: Do penguins have knees?New England Aquarium(英語)
  4. PenguinsSmithsonian Ocean(Smithsonian Institution)(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。