猫はなぜゴロゴロ喉を鳴らすの?

コハク
コハク猫のゴロゴロ、聞いているとほっとしますわね。でも、いつも「満足」の合図なのでしょうか?
30秒でわかる答え
コハク実は、まだはっきりとは分かっていないのですわ。

猫がゴロゴロ喉を鳴らす理由は、はっきりとは分かっていません。満足している時に鳴らすことが多い一方で、けがや痛みがある時にも鳴らします。食べ物をねだる時は、赤ちゃんの泣き声のような高い音が混ざることも研究で分かっています。

ソファの上で横になってくつろぐキジトラの子猫
ソファでくつろぐ猫。満足している時にゴロゴロ鳴らすことが多いです。写真:Erik-Jan Leusink ejleusink / CC0 / ウィキメディア・コモンズ

理由ははっきり分かっていない

アメリカ議会図書館の解説によると、猫がゴロゴロと喉を鳴らす理由ははっきりとは分かっていません。満足している合図と受け取られることが多いものの、けがをして痛みがある時にも鳴らすことが知られています。ゴロゴロ=ご機嫌、とは限らないのです。

図:猫がゴロゴロ鳴らす場面
ゴロゴロを鳴らす場面満足している時けがや痛みがある時子猫がお乳を飲む時食べ物をねだる時ねだる時は、赤ちゃんの泣き声のような高い音が混ざる

子猫と母猫の合図

子猫は生まれて数日でゴロゴロ鳴らし始め、お乳を飲みながら鳴らします。獣医師たちは、これが母猫へ「元気だよ」「ここにいるよ」と伝える合図で、親子のきずなにも関わると考えています。

おねだりのゴロゴロ

イギリスの大学の研究では、食べ物をねだる時のゴロゴロ音には、赤ちゃんの泣き声のような高い音が混ざっていることが分かりました。この音を聞いた人は、猫を飼ったことがなくても「急いでいる」「あまり心地よくない」と感じました。人が世話をしたくなる音を、上手に使っているのかもしれません。

コハク
コハクおねだり用のゴロゴロまであるなんて、猫はおねだり上手ですわね。

どうやって音を出している?

ゴロゴロ音は、息を吸う時も吐く時も続くのが特徴で、喉の奥にある喉頭(声を出す器官)が関わっています。2023年の研究では、喉頭に空気を流すだけで1秒に25〜30回ほどの振動が生まれ、声帯にある柔らかい「パッド」が低い音を出すのに役立っている可能性が示されました。低い振動がけがの回復を助けるという説もありますが、確かめられてはいません。

図:ゴロゴロ音が生まれるしくみ
息を吸う時も吐く時も音が続く喉の奥の喉頭声帯の柔らかい「パッド」1秒に25〜30回ほど振動(2023年の研究)20〜30ヘルツほどゾウなど大きな動物の低さ

もっと知りたい

  • ボブキャットやチーター、ピューマなども喉を鳴らしますが、ライオンやトラなどは本当の意味でのゴロゴロは鳴らさないとされています。
  • 喉頭の筋肉がまひして動かなくなった猫は、ゴロゴロと喉を鳴らせなくなることが知られています。
  • 猫のゴロゴロ音は20〜30ヘルツほどのとても低い音で、ふつうはゾウのような大きな動物が出す低さです。
コハク
コハクゴロゴロは満足の時だけでなく、いろいろな場面で鳴らすもの。理由は今も研究が続いていますわ。

3択クイズで確かめよう

猫がゴロゴロ鳴らすのはどんな時?

答えを見る
  1. 満足している時だけ
  2. 眠い時だけ
  3. けがや痛い時にも鳴らす

けがや痛い時にも鳴らす 満足している時に多いものの、けがや痛みがある時や、食べ物をねだる時にも鳴らします。理由ははっきり分かっていません。

参考資料

  1. Why and how do cats purr?Library of Congress(英語)
  2. The cry embedded within the purrCurrent Biology(英語)
  3. How do cats purr? New finding challenges long-held assumptionsScience(AAAS)(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。