クリケットのボールに赤・白・ピンクがあるのはなぜ?

試合の時間帯と、選手の服の色がヒントですわ。クリケットのボールは、いつ、どんな服で行う試合かによって、見やすい色が選ばれています。昼のテストマッチは赤、色つきの服と照明で行う短い形式は白、夜も行うテストマッチは昼も夜も見やすいピンクです。決め手は、見やすさと服の色です。

昼のテストマッチは赤いボール
昔ながらのクリケットのボールは赤色で、昼間のテストマッチで使われています。テストマッチでは選手が白い服を着るため、白いボールは使えないと説明されています。白い服と白いボールでは、見分けがつきにくいからです。
短い形式は白いボール
白いボールは、50オーバーやT20などの短い形式で使われます。ICCの説明によると、色つきのユニフォームや夜の試合といった工夫は、1977年に始まった民間のリーグ「ワールド・シリーズ・クリケット」から国際試合へ広がりました。インドとパキスタンで開かれた1987年のワールドカップは、赤いボールと白い服で行われた最後の大会で、1992年の大会からは、照明、色つきの服、白いボールが使われるようになりました。
夜の試合のためのピンク
昼の試合を夜にも広げようとすると、赤いボールには問題がありました。人工の照明の下では見えにくく、曇りの日に照明をつけると、ボールが尾を引くように見えることもあったそうです。かといって白いボールは、汚れて色が変わりやすい弱点があります。何年もの試行のあと、オレンジや黄色なども試したうえで、折り合いのよい色としてピンクが選ばれました。
インドでもピンクのボール
世界初の公式のデイナイト・テストは、2015年にオーストラリアとニュージーランドがアデレードで戦った試合です。インドで初めてのデイナイト・テストは、コルカタのエデン・ガーデンズでバングラデシュと戦った試合で、インドの会社SGが作ったピンクのボールが使われました。ロイター通信によると、色を何度も重ねるため、赤いボールは3日で作れるのに、ピンクは8日かかります。淡いピンクは砂ぼこりで暗くなりやすいので、より明るいピンクにしたそうです。

もっと知りたい
- ピンクのボールは厚いコーティングで、新しいうちや夕方の薄暗い時間は、ボールがよく動きやすいとされています。
- ピンクのボールは、国内の大会や1日で終わる試合で試されたあと、テストマッチで使われるようになりました。
- インドでは、デイナイト・テストの前に、国内大会のドゥリープ・トロフィーで、オーストラリア製のピンクのボールも試されました。

3択クイズで確かめよう
夜のテストマッチで使うボールの色は?
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- 赤
- 白
- ピンク
ピンク 赤は照明の下で見えにくく、白は汚れて色が変わりやすいため、何年もの試行のあとピンクが選ばれました。
赤は照明の下で見えにくく、白は汚れて色が変わりやすいため、何年もの試行のあとピンクが選ばれました。
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- History of Cricket in the 20th CenturyInternational Cricket Council (ICC)(英語)
- Shedding light on the pink ballcricket.com.au (Cricket Australia)(英語)
- Like night and day: why Test cricket changes so much under lightsThe Conversation(英語)
- India's pink-ball supplier anxious ahead of historic Test (Reuters)Onmanorama (Reuters report)(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



