ミツバチは花の場所をどうやって仲間に伝えるの?

まずは30秒で、答えをお伝えしますわね。ミツバチは、よい花を見つけて巣に帰ると、巣の中で「ダンス」をして仲間に知らせます。遠い花のときは8の字を描き、まっすぐ進みながらおしりを振る時間で距離を、その向きで太陽から見た花の方向を伝えます。仲間はおおよその場所へ飛び、最後は花のにおいも頼りにすると考えられています。

巣の中で「ダンス」をする
花のみつや花粉を集めて巣に帰ってきた働きバチは、よい食べ物を見つけると、巣の壁の上で「ダンス」をします。まわりのハチはダンスするハチの後ろについて回って情報を受け取り、巣の外へ飛び立ちます。ダンスで伝えるのは、主に花までの「距離」と「方向」の2つです。
距離でダンスの形が変わる
ダンスの形は、花までの距離で変わります。巣から50mより近いときは、小さな円をぐるぐる回る「円形ダンス」をします。これは「近くにある」ことを伝えますが、方向は伝えません。50〜150mのときは三日月の形のダンス、150mより遠いときは8の字を描く「尻振りダンス」をして、距離と方向の両方を伝えます。
おしりを振る時間が距離を表す
尻振りダンスでは、まっすぐ進みながらおしりを左右に強く振り、半円を描いてもとの位置にもどります。このまっすぐ進む部分の時間が長いほど、花は遠くにあります。たとえば、おしりを振る時間が2.5秒なら、花はおよそ2,625m先にあるという例があります。
「真上」が太陽の方向
方向の伝え方は、もっとふしぎです。暗い巣の中では太陽が見えないので、ハチは「真上」を太陽の方向に見立てます。花が太陽と同じ方向なら真上に向かって、反対なら真下に向かって進みます。花が太陽の左60度なら、真上から左に60度の向きです。太陽は1日のうちに動くので、同じ花でもダンスの向きは時間とともに変わります。

最後は花のにおいも手がかり
ただし、ダンスだけで花の場所がぴったり分かるわけではないと考えられています。仲間はダンスが示すあたりまで飛び、最後は体についた花のにおいなどを手がかりに花を見つけるという考えが、いまは広く受け入れられています。
もっと知りたい
- ダンスの意味を解き明かしたカール・フォン・フリッシュは、その研究などで1973年にノーベル生理学・医学賞を受けました。
- ダンスを一度も見たことがない若いハチは、方向や距離の伝え方が乱れたダンスになりやすく、先輩のダンスを見て上手になることが研究で分かっています。
- ダンスは食べ物だけでなく、群れが引っこすときに新しい巣の場所を仲間に伝えるのにも使われます。

3択クイズで確かめよう
ミツバチは花の場所をどう伝える?
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- 羽音で鳴いて知らせる
- 道ににおいをつける
- 巣の中でダンスする
巣の中でダンスする 巣の中でダンスをし、おしりを振る時間で花までの距離を、その向きで太陽から見た花の方向を伝えます。
巣の中でダンスをし、おしりを振る時間で花までの距離を、その向きで太陽から見た花の方向を伝えます。
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- Honey Bee Dance LanguageNC State Extension (North Carolina State University)(英語)
- Young Honey Bees Learn Waggle Dancing by Observing Older BeesXishuangbanna Tropical Botanical Garden, Chinese Academy of Sciences(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



