ラクダのこぶには水が入っているの?

こぶの中身を、30秒でお教えしますわ。ラクダのこぶに入っているのは水ではなく、ほとんどが脂肪です。食べ物が少ないときに、この脂肪をエネルギーとして使います。ラクダが長く水を飲まずにいられるのは、こぶのおかげではなく、体から水を逃がしにくい工夫と、水が減ってもたえられる体のおかげです。

こぶの中身は脂肪
ラクダのこぶの中身は、ほとんどが脂肪です。食べ物が手に入らない日が続くと、体はこぶの脂肪を分解して栄養にします。そのため、食べ物の少ない時期が続くとこぶは小さくなり、横にたおれたようにしぼみます。しっかり食べると、また元にもどります。
脂肪から水は作れないの?
脂肪を体の中で分解すると水もできるため、「こぶは水のかわりになるのでは」と考えたくなります。しかし、脂肪を分解するには酸素が必要で、たくさん呼吸をすると、はく息から水分が逃げてしまいます。そのため、こぶの脂肪は水の貯金としては役に立たない、と説明されています。

水を逃がさない体のしくみ
ラクダは、体から水を逃がさない工夫をたくさん持っています。おしっこはとても濃く、ふんはよく乾いています。鼻の中は、はく息を冷やして水分を回収するしくみになっています。さらに、昼は体温が40℃をこえるまで上がるのをがまんし、汗で水を使わずに、涼しい夜に熱を逃がします。
数字は本文と同じ、ロンドン自然史博物館とルンド大学の解説にもとづきます。
一気に飲んで取りもどす
ラクダは、体重の30〜40%にあたる水分を失っても歩き続けられるといわれます。ほかの多くの哺乳類なら耐えられない量です。水を見つけると、1回で最大145リットルも飲むことがあります。ただし、飲んだ水をためておくのではなく、失った分を取りもどしているのです。
もっと知りたい
- ヒトコブラクダはこぶが1つ、フタコブラクダはこぶが2つです。どちらのこぶも、中身は脂肪です。
- 脂肪を背中のこぶに集めているため、体のほかの部分からは熱を逃がしやすいと考えられています。
- ラクダは1週間以上水を飲まずにいられ、食べ物がなくても数か月生きられるといわれます。

3択クイズで確かめよう
ラクダのこぶの中身は主に何?
答えを見る
- 脂肪
- 水
- 筋肉
脂肪 こぶの中身はほとんどが脂肪で、食べ物が少ないときにエネルギーとして使います。水はためていません。
こぶの中身はほとんどが脂肪で、食べ物が少ないときにエネルギーとして使います。水はためていません。
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- How do camels survive in deserts?Natural History Museum(ロンドン自然史博物館)(英語)
- CamelSan Diego Zoo Wildlife Alliance(英語)
- What secrets lie within the camel's hump?Lund University(ルンド大学)(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



