コウモリは暗いところでどうやって飛ぶの?

まずは30秒で、答えをお伝えしますわ。多くのコウモリは、人の耳には聞こえない高い音(超音波)を出し、木や虫に当たってはね返ってきた音を聞いて、まわりの様子や獲物の場所をつかみます。これを反響定位(エコーロケーション)といいます。ただしコウモリは目が見えないわけではなく、目やにおいを頼りにする種類もいます。

高い音のはね返りを聞く
コウモリの多くは、人には聞こえない高い音を出しながら飛びます。この音が木や建物、虫に当たってはね返り、コウモリの耳にもどってきます。コウモリの耳は自分の出した声を聞き分けるのが得意で、はね返った音から、まわりのどこに何があるかを音の地図のように組み立てていると考えられています。
虫に近づくと音が速くなる
虫を追いかけるときは、音の出し方が変わります。獲物を見つけると、短い音を立て続けにすばやく出して、虫のいる場所を細かく確かめてから近づきます。障害物や止まる場所に近づくときも、音を出す回数を増やします。また、コウモリの種類ごとに鳴き方の型がちがうため、研究者は録音した声からコウモリの種類を調べています。
コウモリは目が見えないの?
「コウモリは目が見えない」と言われることがありますが、これは誤解です。コウモリにも目があり、よく見える種類もいます。音のはね返りを使って飛ぶ種類がいる一方で、においと目を頼りに食べ物を探す種類もいます。

目と音をいっしょに使う
目のよいコウモリも、音を使わないわけではありません。エジプトルーセットオオコウモリは大きな目を持ち、少し暗いところでも見えますが、舌を鳴らしてカチカチという音を出し、そのはね返りも使います。明るい昼間に飛ぶときでも、木や壁をよけたり水を飲みに降りたりするときには音を出しつづけていたことが、野外の観察で分かっています。目と音をいっしょに使っていると考えられています。
もっと知りたい
- コウモリの声はたいてい人には聞こえませんが、スポッテッドバットという種類の声は、耳のよい人ならかすかに聞こえることがあります。
- 世界には1,500種をこえるコウモリがいて、大きいものは翼を広げると2mほど、小さいものは体重2gほどしかありません。
- エジプトルーセットオオコウモリは、目じるしを覚えて、遠くの食べ物の場所に何度も通えることが知られています。

3択クイズで確かめよう
多くのコウモリは暗い所で何を頼りに飛ぶ?
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- ひげでさわる感覚
- 地球の磁気
- はね返ってくる音
はね返ってくる音 人には聞こえない高い音を出し、はね返ってきた音でまわりの様子をつかみます。これを反響定位といいます。
人には聞こえない高い音を出し、はね返ってきた音でまわりの様子をつかみます。これを反響定位といいます。
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- Echolocation - BatsU.S. National Park Service(英語)
- Bats: Vision or echolocation, why not both? (Current Biology 2022)Angeles Salles / PubMed Central (NIH)(英語)
- Types of batsBat Conservation Trust(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



