秋になると葉っぱはなぜ赤や黄色になるの?

コハク
コハク山が赤や黄色に染まる季節ですわね。葉っぱの中で、何が起きているのでしょう?
30秒でわかる答え
コハク色が変わるしくみを、30秒でまとめましたわ。

夏の葉っぱが緑なのは、緑色の色素がたくさんあるからです。秋になって夜が長くなると、緑の色素が作られなくなって分解され、もともと葉にあった黄色の色素が見えてきます。赤い色は、秋になってから葉の中で新しく作られる色素の色です。

緑から黄色やオレンジに色が変わりつつあるカエデの葉
色づき始めたカエデの葉。緑が残る葉と、黄色やオレンジに変わった葉が並んでいます。写真:Shadowmeld Photography / CC BY-SA 4.0 / ウィキメディア・コモンズ

葉の中の3つの色素

葉っぱには、主に3種類の色素があります。光合成に使う緑のクロロフィル、黄色やオレンジのカロテノイド、そして赤や紫のアントシアニンです。夏の間はクロロフィルがたくさんあるため、ほかの色はかくれて、葉は緑に見えます。

合図は夜の長さ

色が変わり始めるきっかけは、主に夜が長くなることです。気温や雨とちがい、夜の長さは毎年同じように変わるため、木にとって確かな合図になります。夜が長くなると、クロロフィルは作られなくなり、少しずつ分解されていきます。

黄色はもともとあった

黄色のカロテノイドは、夏の間もずっと葉の中にありました。緑のクロロフィルが減ることで、かくれていた黄色が表に出てくるのです。木は葉を落とす前に、葉の中の栄養を枝や根へ回収しており、色の変化はその作業の終わりごろに見えてきます。

図:夏と秋、葉の中の色素
夏秋緑がいっぱいクロロフィル黄はかくれる緑は分解黄が見えるもともとあった赤が加わる秋に新しく作る色が変わる主な合図は夜が長くなること
コハク
コハク黄色は、夏の間もずっとかくれていたのですね。

赤は秋に作られる

赤いアントシアニンは、多くの場合、秋になってから新しく作られます。葉に糖がたまり、強い光が当たると作られやすくなります。赤い色素は、弱った葉を強い日差しから守る日がさの役目をしていると考えられています。晴れて暖かい昼と、凍らない程度に冷える夜が続く秋ほど、紅葉はあざやかになるといわれます。

もっと知りたい

  • アメリカのハーバード大学の森では、低木と高木の約70%が、葉を落とす前に赤い色素を作ると報告されています。
  • 日なたの葉ほど赤くなりやすく、木の内側の日かげの葉はあまり赤くならないことがあります。
  • 黄色は毎年あまり変わりませんが、赤のあざやかさは、その年の秋の天気によって変わります。
コハク
コハク緑が消えて黄色が見え、赤は秋に新しく作られる。紅葉狩りが、もっと楽しくなりますわ。

3択クイズで確かめよう

秋に葉の色が変わり始める主な合図は?

答えを見る
  1. 夜が長くなること
  2. 気温が下がること
  3. 雨が少なくなること

夜が長くなること 夜の長さは毎年同じように変わるので、木にとって確かな合図です。夜が長くなると緑の色素が作られなくなります。

参考資料

  1. Science of Fall ColorsUSDA Forest Service(米国農務省 森林局)(英語)
  2. The Process of Leaf Color ChangeHarvard Forest(ハーバード大学)(英語)
  3. Leaf Color Change in AutumnUniversity of Wisconsin-Madison Extension(ウィスコンシン大学)(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。