T20クリケットはなぜ20オーバーなの?

分かっていることを、お伝えしますね。試合を3時間ほどで終えて、これまで来ていなかった人にも観に来てもらうためです。T20は2003年にイギリスの国内大会として始まりました。20オーバーという数字そのものを選んだ理由を書いた資料は、確認できませんでした。

観客を取り戻すための工夫
T20は、各チームが20オーバーずつ攻めて守る形式です。2003年にイギリスの国内大会で始まりました。考えたのは、イングランド・ウェールズ・クリケット委員会(ECB)のマーケティング担当、スチュアート・ロバートソンさんです。当時、国内の試合は観客が減って、悩みの種になっていました。

来ていなかった人に聞いてみた
ロバートソンさんのチームは、なぜ観客席が空いているのかを調べました。試合に来ていなかったのは、女性、16歳から35歳の人、小さな子どものいる家族です。理由のひとつは試合の時間で、仕事のある人は昼間の試合に行けませんでした。そこで「3時間もかからない試合なら来ますか」と聞くと、圧倒的に「はい」という答えでした。
3時間ほどで終わる試合に
50オーバーの試合は、1日がかりで7時間ほどかかります。しかも中盤は、単打が続く退屈な時間になりがちでした。その中盤を思い切って省けば、3時間ほどの試合になり、夕方や平日の夜に開けます。2001年に各チームの代表が投票して、11対7で採用が決まりました。なぜ20オーバーなのかをくわしく説明した資料は見つかりませんでしたが、目標は「3時間ほど」の試合でした。
インドにも広がったT20
T20はすぐに広がりました。2003年の冬には南アフリカが、2005年にはオーストラリア、パキスタン、スリランカが国内大会を始めました。50オーバーが大好きだったインドも、2006年に国内のT20大会を開きました。2007年に南アフリカで最初のワールド大会が開かれ、インドの優勝をきっかけに人気が高まりました。IPLが始まったのは、2008年です。
もっと知りたい
- 初期のT20の会場は、スピードデートやバウンスハウス、カラオケなどが並ぶ、遊園地のようなにぎわいでした。
- 2004年にロンドンのローズ競技場で行われた試合には2万7000人以上が集まり、決勝を除く国内の試合としては50年以上ぶりの大観衆でした。
- 最初の大会では、準決勝2試合と決勝が1日のうちに行われ、トレント・ブリッジ競技場が満員の観客で埋まりました。

3択クイズで確かめよう
T20が生まれたねらいは?
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- 雨でも試合を終える
- 投手の負担を減らす
- 3時間ほどで終える
3時間ほどで終える 試合を3時間ほどにして、これまで試合に来ていなかった人にも観に来てもらうためです。
試合を3時間ほどにして、これまで試合に来ていなかった人にも観に来てもらうためです。
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- The man behind Twenty20ESPNcricinfo(英語)
- How a marketing stunt turned into a global phenomenonCricket Australia (cricket.com.au)(英語)
- Crash, Bang, Wallop: How IPL Batting Has Changed Since 2008Wisden(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



