クリケットの試合が何日も続くのはなぜ?

コハク
コハククリケットの試合が、何日も続くことがあるのをご存じですか? いったいどんなしくみなのでしょう。
30秒でわかる答え
コハク規則で決まっていることを、順番にお伝えしますね。

テストマッチが何日もかかるのは、各チームが2回ずつ攻撃し、そのすべてが終わってから勝ち負けを決めるからです。国際クリケット評議会(ICC)の規則では予定は5日間で、5日間で決着がつかなければ引き分けになります。

晴れた球場で行われているテストマッチを、観客席の後ろから広く写した写真
テストマッチは、予定では5日間かけて行われます。写真:Jonathan Clitheroe / CC BY-SA 2.0 / ウィキメディア・コモンズ

テストマッチは5日間の予定

クリケットの代表的な国際試合の一つに「テストマッチ」があります。国際クリケット評議会(ICC)の規則では、テストマッチは5日間の予定で行われ、1日に6時間の試合時間を予定しています。長い試合になるのには、ちゃんとしくみ上の理由があります。

各チームが2回ずつ攻撃する

いちばん大きな理由は、各チームが2回ずつ攻撃(バッティング)することです。2回の攻撃を合わせた得点が相手より多いチームが勝ちになるので、両チームの攻撃がすべて終わるまで勝負はつきません。1回の攻撃は、攻める側にもう打てる打者がいなくなるか、攻める側の主将が「ここまで」と宣言して終わらせるまで続きます。

コハク
コハク攻撃が2回ずつ、というところが、大きな違いなのですね。

1日に投げる球数の決まり

さらに、1日に投げるボールの数にも決まりがあります。5日目以外の日は、最低でも90オーバー(1オーバーは6球)を投げ終えるまで試合を続け、予定の終了時刻までに届かない時は、最長30分まで延長されます。たくさんのやり取りを重ねるので、どうしても時間がかかります。

決着がつかなければ引き分け

5日間で決着がつかなければ、勝ち負けはつかず「引き分け(ドロー)」になります。ICCの規則では、どちらかが勝つ場合と、すべての攻撃が終わって得点が同じになる「タイ」の場合のどちらでもなければ、引き分けとされています。反対に、結果が決まった時点で試合は終わるので、5日間を使い切らない試合もあります。

1日で終わる形式との違い

同じクリケットでも、1日で終わる形式があります。ICCの規則では、ODI(ワンデー)は各チーム1回ずつの攻撃で、1回は最大50オーバー、T20Iは最大20オーバーで、どちらも予定は1日です。攻撃の回数や長さが変わるだけで、試合の長さは大きく変わるのですね。

図:クリケットの3つの形式を比べる
テストマッチ各チーム2回ずつ攻撃予定は5日間ODI(ワンデー)各チーム1回、最大50オーバー予定は1日T20I各チーム1回、最大20オーバー予定は1日

数字はICCの規則による。

もっと知りたい

  • 先に攻めたチームが相手より200点以上リードした時は、相手にもう一度続けて攻撃させる「フォローオン」を選べます。
  • 5日目(最終日)は、最低75オーバーを投げる決まりです。ただし最後の1時間だけは、別の計算の決まりが使われます。
  • テストマッチでは、攻撃のたびに新しいボールを使います。80オーバー投げたあとは、守る側が新しいボールを求めることもできます。
コハク
コハク2回ずつの攻撃と、1日に投げる球数の決まりが、長い試合をつくっているのですわ。

3択クイズで確かめよう

テストマッチが何日もかかる理由は?

答えを見る
  1. 1日おきにしか試合をしないから
  2. 各チームが2回ずつ攻撃するから
  3. 決着がつくまで続けるから

各チームが2回ずつ攻撃するから テストマッチでは各チームが2回ずつ攻撃し、そのすべてが終わるまで勝ち負けが決まりません。予定は5日間です。

参考資料

  1. ICC Men's Test Match Playing Conditions (effective from October 2026)International Cricket Council (ICC)(英語)
  2. ICC Men's One-Day International Playing Conditions (effective from October 2026)International Cricket Council (ICC)(英語)
  3. ICC Men's Twenty20 International Playing Conditions (effective from October 2026)International Cricket Council (ICC)(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。