地震は地面の下で何が起きているの?

コハク
コハク足もとの大地の、ちょっと奥をのぞいてみましょう。
30秒でわかる答え
コハク地震は、地面の下の大きな板と断層が関わる現象ですの。

地震は、地球の表面を覆うプレートの境界などにある断層が、長い間にためたひずみに耐えきれず、急にずれることで起こります。ずれた時にためていたエネルギーが地震波となって四方へ広がり、地面が揺れます。

上空から見たサンアンドレアス断層。平らな大地に、断層が一本の線のように続いている
上空から見たアメリカのサンアンドレアス断層。プレートの境目にある断層が、大地に長い線を描いています。写真:John Wiley User:Jw4nvc - Santa Barbara, California / CC BY 3.0 / ウィキメディア・コモンズ

断層とプレートの動き

地震は、地面の下にある岩のブロックが、断層という面ですべることで起こります。すべり始めた場所は震源、その真上の地面は震央と呼ばれます。地球の表面は、パズルのピースのように分かれたプレートという板でおおわれていて、それぞれが少しずつ動いています。

ひずみがたまって、ずれる瞬間

プレートの境界には断層が多く、世界の地震の多くはそこで起こります。断層の縁はざらざらしていて、プレートが動いてもすぐにはすべれません。動けない間に、すべりたい力がひずみとしてたまっていきます。やがて力が摩擦力をこえると、縁がはずれて一気にずれます。この時、たまっていたエネルギーが地震波となって四方へ広がり、地面を揺らします。

図:地震が起こるまで
プレートは少しずつ動き続けている断層の縁は引っかかって動けないひずみがたまるがまんの限界をこえると断層がずれる大地がゆれて地震になる
コハク
コハクひずみが長い間にたまって、ある日ふいにほどける——そんなお話ですわ。

地震の大きさと日本での監視

地震の大きさはマグニチュードで表されます。被害の大きさは、地震の大きさだけでなく、土地の地質や建物のつくりにも左右されます。日本は地震や火山が多い地域のひとつで、気象庁が地震を監視しています。

予知はできるの?

地震を予知することはできるのでしょうか。米国地質調査所(USGS)は、今のところ予知はできず、将来もできる見込みは低いと説明しています。いつかはまた起こると分かっても、いつ起こるかは分からないのです。気象庁も、南海トラフの巨大地震について、時期・場所・規模を正確に予測するのは難しいとしています。地震と天気の関係や、動物が地震の前に見せる様子についても、まだはっきり分かっていません。

もっと知りたい

  • USGSによると、大きな地震の前に同じ場所で小さな前震が起こることがあります。ただし、それが前震だったと分かるのは、大きな地震が起きた後です。
  • 大きな地震の後には余震が続きます。USGSは、余震は数週間、数か月、時には数年にわたって続くことがあると説明しています。
  • 英国地質調査所(BGS)によると、深刻な被害を起こしうる規模の地震は、世界で年に約100回起こっています。
コハク
コハク大地のしくみを知ると、備えの見え方も少し変わりますわね。

3択クイズで確かめよう

地震の時に地面を揺らすエネルギーは、どこから出てくるのでしょう?

答えを見る
  1. 断層の縁が動けずにためたエネルギー
  2. 地球の中心から送られてくる光
  3. 海の水が地面にしみこむ力

断層の縁が動けずにためたエネルギー 断層の縁が動けない間に、すべりたい力がエネルギーとしてたまります。限界をこえて縁がはずれると、そのエネルギーが地震波となって広がり、地面が揺れます。

参考資料

  1. The Science of EarthquakesU.S. Geological Survey (USGS)(英語)
  2. EarthquakesBritish Geological Survey (BGS)(英語)
  3. Monitoring of Earthquakes, Tsunamis and Volcanic ActivityJapan Meteorological Agency (JMA)(英語)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。