サッカーの試合はなぜ90分なの?

コハク
コハクサッカーの試合は、どうして90分なのでしょう? 実は、はっきりした答えは見つかっていないのですわ。
30秒でわかる答え
コハク分かっていることを、順番にお伝えしますね。

今の規則では、試合は45分ずつの前半と後半、合わせて90分です。90分という長さは1897年ごろの規則改正で文章になりましたが、なぜその長さになったのか、決め手になる記録は確認できていません。前半と後半のあいだには、休憩のハーフタイムがあります。

夕方のスタジアムで行われているサッカーの試合を、遠くから写した写真
サッカーの試合は、45分ずつの前半と後半で行われます。写真:Marathon / CC BY-SA 2.0 / ウィキメディア・コモンズ

規則では45分ずつの前半と後半

サッカーの競技規則を管理しているのは、IFAB(国際サッカー評議会)という組織です。その規則の第7条には、試合は「45分の同じ長さの前半と後半」で行うと書かれています。前半と後半を合わせて90分です。ただし、始める前に両チームと審判が合意すれば、短くしてもよいとも書かれています。

図:サッカーの試合の長さ
試合の長さ前半45分後半45分+合わせて90分あいだにハーフタイム

90分が書かれたのは1897年ごろ

90分という長さが規則に出てくるのは、1897年ごろの規則改正です。1897年のイギリスの新聞は、改正案として「試合の時間は、合意がなければ90分と決める」という内容を伝えています。ハーフタイムの休憩が規則に文章として出てきたのも、このときで、5分をこえないものとされました。

1866年の試合は、始まりといえる?

では、なぜ90分になったのでしょうか。よく紹介されるのは、1866年にロンドンのチームとシェフィールドのチームが対戦したとき、試合を90分としたという話です。しかし、当時は試合の長さが規則にはっきり書かれていなかったといわれ、この試合が90分の始まりだったと言い切れる記録は、確認できていません。

コハク
コハク1866年の試合の話は有名ですが、始まりと言い切れる記録はないそうですわ。

90分のあとに足される追加時間

今の90分は、時計を止めずに進む時間ではありません。審判は、選手の交代やけがの確認などで失われた時間を見積もり、前半と後半のそれぞれに足します。これが追加時間です。審判は、示した追加時間を増やすことはできますが、減らすことはできません。後半の終わりにPKがある時も、蹴り終わるまで試合は続きます。

もっと知りたい

  • 今の規則では、ハーフタイムの休憩は15分をこえない長さと決められていて、1897年の規則の5分より長くなっています。
  • 延長戦のハーフタイムには、1分をこえない短い給水の時間をとってよいと、規則に書かれています。
コハク
コハク90分が規則に書かれた時期は分かっても、決まった理由は、まだ謎のままなのですね。

3択クイズで確かめよう

90分の長さが規則に書かれたのは?

答えを見る
  1. 1830年代
  2. 1897年ごろ
  3. 1950年代

1897年ごろ 90分という試合の長さは、1897年ごろの規則改正で文章になりました。なぜ90分かの決め手になる記録は、確認できていません。

参考資料

  1. Law 7 - The Duration of the MatchIFAB (International Football Association Board)(英語)
  2. The Draw for the Cup (Liverpool Mercury, 2 March 1897)Play Up Liverpool! (transcription of the Liverpool Mercury)(英語)
  3. Die Spielregeln, Regelgeschichtenachspielzeiten.de (history of the Laws of the Game)

内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。