サッカーの試合はなぜ90分なの?

分かっていることを、順番にお伝えしますね。今の規則では、試合は45分ずつの前半と後半、合わせて90分です。90分という長さは1897年ごろの規則改正で文章になりましたが、なぜその長さになったのか、決め手になる記録は確認できていません。前半と後半のあいだには、休憩のハーフタイムがあります。

規則では45分ずつの前半と後半
サッカーの競技規則を管理しているのは、IFAB(国際サッカー評議会)という組織です。その規則の第7条には、試合は「45分の同じ長さの前半と後半」で行うと書かれています。前半と後半を合わせて90分です。ただし、始める前に両チームと審判が合意すれば、短くしてもよいとも書かれています。
90分が書かれたのは1897年ごろ
90分という長さが規則に出てくるのは、1897年ごろの規則改正です。1897年のイギリスの新聞は、改正案として「試合の時間は、合意がなければ90分と決める」という内容を伝えています。ハーフタイムの休憩が規則に文章として出てきたのも、このときで、5分をこえないものとされました。
1866年の試合は、始まりといえる?
では、なぜ90分になったのでしょうか。よく紹介されるのは、1866年にロンドンのチームとシェフィールドのチームが対戦したとき、試合を90分としたという話です。しかし、当時は試合の長さが規則にはっきり書かれていなかったといわれ、この試合が90分の始まりだったと言い切れる記録は、確認できていません。

90分のあとに足される追加時間
今の90分は、時計を止めずに進む時間ではありません。審判は、選手の交代やけがの確認などで失われた時間を見積もり、前半と後半のそれぞれに足します。これが追加時間です。審判は、示した追加時間を増やすことはできますが、減らすことはできません。後半の終わりにPKがある時も、蹴り終わるまで試合は続きます。
もっと知りたい
- 今の規則では、ハーフタイムの休憩は15分をこえない長さと決められていて、1897年の規則の5分より長くなっています。
- 延長戦のハーフタイムには、1分をこえない短い給水の時間をとってよいと、規則に書かれています。

3択クイズで確かめよう
90分の長さが規則に書かれたのは?
答えを見る
- 1830年代
- 1897年ごろ
- 1950年代
1897年ごろ 90分という試合の長さは、1897年ごろの規則改正で文章になりました。なぜ90分かの決め手になる記録は、確認できていません。
90分という試合の長さは、1897年ごろの規則改正で文章になりました。なぜ90分かの決め手になる記録は、確認できていません。
次のクイズへ ›参考資料
- Law 7 - The Duration of the MatchIFAB (International Football Association Board)(英語)
- The Draw for the Cup (Liverpool Mercury, 2 March 1897)Play Up Liverpool! (transcription of the Liverpool Mercury)(英語)
- Die Spielregeln, Regelgeschichtenachspielzeiten.de (history of the Laws of the Game)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



