じゃんけんはどこで生まれたの?

まずは30秒で、答えをお伝えしますね。手の形で勝ち負けを決める「拳(けん)」の遊びは、中国から長崎に伝わったといわれています。そこから、石・紙・はさみの三つで競うじゃんけんは、幕末から明治にかけて日本で形づくられたとされ、20世紀に入って世界へ広がりました。
手の形で競う「拳」は中国から
じゃんけんの仲間は「拳(けん)」と呼ばれる、向かい合って手や指の形で勝ち負けを決める遊びです。拳の遊びは中国から日本に入ってきた、というのが通説です。辞典には、寛永年間に中国から長崎へ伝わり、おもに酒の席の遊びとして広まった、という説明があります。

虫拳や庄屋拳などの三すくみ拳
日本では、三つの手が互いに勝ったり負けたりする「三すくみ拳」も遊ばれました。虫拳は蛙・蛇・蛞蝓(なめくじ)の三つで、庄屋拳は庄屋・狐・猟師の三つで勝負します。今日のじゃんけんの元になったのは、近世後期に始まった三すくみ拳の一つ、藤八拳(狐拳・庄屋拳とも呼ばれる)だとされています。

じゃんけんの形ができたのは日本
石・紙・はさみの形が成り立った時期について、研究者の飯島吉晴さんは、幕末から明治にかけて日本で発明された遊びで、成立は比較的新しいと説明しています。長崎で中国人から遊女に伝えられた、数を当てる本拳や長崎拳から発展したそうです。一方、元禄時代(1688〜1704)の初めに中国から長崎へ伝わったものが広まったと説明する辞典もあり、見方は分かれています。1850年の随筆にも、近ごろ江戸ではやったのがジャン拳、という記述があります。名前の由来には諸説あり、はっきりしません。
世界へ広がったのは20世紀
世界へ広がったのは20世紀に入ってからで、日本人の移民や海外進出とともに外国にも伝わったとされています。最近は、マンガ・アニメ・ゲームなど日本のサブカルチャーの広まりにあわせて、世界各地へ広がっているそうです。
もっと知りたい
- 足の形でグー・チョキ・パーを表す「足じゃんけん」もあります。グーは両足を閉じ、パーは両足を左右に開きます。
- イタリアには「モーラ」という似た遊びがあります。古く中国からペルシアを経て伝わったといわれています。
- 東京付近では「じゃんけんぽん」と掛け声をして出し、同じなら「あいこでしょ」とやり直します。

3択クイズで確かめよう
じゃんけんの形はどこで成立した?
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- 日本
- 中国
- イタリア
日本 拳の遊びは中国から伝わりましたが、石・紙・はさみの形は、幕末から明治にかけて日本で成立したとされています。
拳の遊びは中国から伝わりましたが、石・紙・はさみの形は、幕末から明治にかけて日本で成立したとされています。
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- じゃんけん(日本大百科全書・精選版 日本国語大辞典・世界大百科事典などの解説)コトバンク(小学館・平凡社ほか)
- 国内外におけるじゃんけんや指切りの種類と普及Web医事新報(日本医事新報社)・飯島吉晴
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



