雷はなぜジグザグに光るの?

電気の通り道の進み方に、答えがありますのよ。雷がジグザグになるのは、雷雲から下りてくる電気の通り道(ステップトリーダー)が、まっすぐ地面をめざすのではなく、およそ50メートルずつ小刻みに進んでは向きを変えるからです。進みながら枝分かれもするので、ギザギザで枝の多い形になります。

雷は空の巨大な火花
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究所によると、雷は、雲の中や雲と地面の間で起こる巨大な電気の火花です。雷雲の中でプラスとマイナスの電気がたまっていき、ふだんは電気を通しにくい空気がたえきれなくなると、一気に電気が流れます。
約50メートルずつ進む通り道
地面に落ちる雷では、まず雲の底から、目には見えにくいかすかな電気の通り道がのびてきます。これをステップトリーダーと呼びます。アメリカ国立気象局の解説によると、その先っぽは地面の様子が分かっているわけではなく、先端からおよそ50メートル以内の電気の状態だけを感じながら、50メートルほどずつ進みます。
近道を選んでいるわけではない
一歩進むごとに、その場の空気の状態しだいで次の向きが決まるので、通り道は曲がりくねったジグザグになります。いちばん電気が流れやすい近道を選んでいるわけではありません。NOAAの解説では、一歩進んでは約50マイクロ秒(100万分の50秒)止まることをくり返し、途中で何本にも枝分かれしていきます。

光るのは地面からの「帰り道」
通り道が地面の近くまで来ると、木や建物など高い物の先から、反対の電気の通り道がのびてきます。二つがつながった瞬間に大きな電流が流れ、強く光ります。この光は地面から雲へ向かって走りますが、とても速いので、私たちの目には上から落ちてきたように見えます。光る道はジグザグの通り道をなぞるので、雷はジグザグに見えるのです。
もっと知りたい
- 雲の中だけで光る雷は、地面に落ちる雷の5〜10倍ほど多いとされています。
- 雷がチカチカとまたたいて見えるのは、同じ通り道を何度も電流が流れるためです。
- ステップトリーダーが雲から地面までのびるのにかかる時間は、約20分の1秒です。

3択クイズで確かめよう
雷がジグザグに光るのはなぜ?
答えを見る
- 最短の道を選んで進むから
- 風で曲げられるから
- 小刻みに進んで向きを変える
小刻みに進んで向きを変える 雷の通り道は、およそ50メートルずつ進んでは、その場の空気の状態で向きを変えます。そのためジグザグになります。
雷の通り道は、およそ50メートルずつ進んでは、その場の空気の状態で向きを変えます。そのためジグザグになります。
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- Severe Weather 101: Lightning BasicsNOAA National Severe Storms Laboratory(英語)
- Severe Weather 101: Lightning TypesNOAA National Severe Storms Laboratory(英語)
- Understanding Lightning: Initiation of a Stepped LeaderNational Weather Service(NOAA)(英語)
- JetStream Max: The Lightning Process: Keeping in StepNOAA(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



