電子レンジはなぜ火を使わずに温められるの?

主役は、目に見えない電波の仲間ですの。電子レンジは、マイクロ波という電波の仲間を食べ物に当て、食べ物の中の水などの分子を激しく揺らして温めます。分子が揺れてこすれ合うことで熱が生まれるので、火を使わなくても温まります。マイクロ波が金属ではね返り、ガラスや紙は通りぬけ、食べ物には吸収されるという性質を利用しています。

マイクロ波は電波の仲間
アメリカ食品医薬品局(FDA)によると、電子レンジは「マグネトロン」という装置でマイクロ波を作ります。マイクロ波は、ラジオやテレビの電波に近い種類の電磁波です。アメリカ農務省(USDA)の解説では、家庭用の電子レンジは約2450メガヘルツのマイクロ波を使い、波の山から山までは約10センチです。
水の分子を揺らして熱に
この周波数のマイクロ波は、水や脂、砂糖に吸収されやすい性質があります。吸収されると分子がとても速く揺れ動き、まわりとこすれ合って熱が生まれます。FDAによると、水分の多い野菜などが早く温まるのはこのためです。
金属の箱で閉じこめる
マイクロ波は金属ではね返り、ガラスや紙、プラスチックは通りぬけます。電子レンジの内側は金属でできているので、マイクロ波は庫内ではね返りながら食べ物に吸収されます。アルミホイルで包んだ食べ物が温まらないのは、マイクロ波が中まで届かないからです。
数字は本文と同じ、アメリカ農務省(USDA)の解説によります。

内側から温まるわけではない
「電子レンジは食べ物を内側から温める」と言われることがありますが、USDAによると、マイクロ波が届くのは表面から約2.5〜4センチまでです。それより奥は、外側で生まれた熱が伝わって温まります。温めむらができやすいので、途中で混ぜたり、少し置いてから食べたりするとよいとされています。
もっと知りたい
- 電子レンジで温めても、食べ物が放射能を持つことはありません。マイクロ波のエネルギーは、食べ物に吸収されて熱に変わるだけです。
- 庫内の空気は熱くならないので、電子レンジだけでは食べ物の表面がこんがり茶色くなったり、カリッとしたりしにくいのです。
- 強さを「中」にすると、マイクロ波を出す時間と止める時間をくり返して、平均の強さを下げています。

3択クイズで確かめよう
電子レンジは食べ物をどうやって温める?
答えを見る
- 水などの分子を揺らす
- 庫内の空気を熱くする
- 中心から先に温める
水などの分子を揺らす マイクロ波が食べ物の中の水などの分子を激しく揺らし、分子がこすれ合って熱が生まれます。庫内の空気は熱くなりません。
マイクロ波が食べ物の中の水などの分子を激しく揺らし、分子がこすれ合って熱が生まれます。庫内の空気は熱くなりません。
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- Microwave OvensU.S. Food and Drug Administration (FDA)(英語)
- Cooking with Microwave OvensUSDA Food Safety and Inspection Service(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



