ポップコーンはなぜポンとはじけるの?

粒の中は、小さな圧力なべですのよ。ポップコーンの粒の中には少しの水分があり、加熱するとそれが水蒸気になろうとします。かたい皮が水蒸気を閉じこめるので中の圧力がどんどん高まり、約180℃で皮がたえきれずに破れます。そのとき、熱でやわらかくなったでんぷんが一気にふくらみ、白いふわふわの形のまま固まります。

かたい皮の圧力なべ
ポップコーン用のとうもろこしの粒は、かたく、水蒸気を通しにくい皮に包まれています。中には、でんぷんと少しの水分が入っています。粒の温度が100℃をこえると中の水分が水蒸気になろうとしますが、皮に閉じこめられているため、圧力なべのように中の圧力が高まっていきます。
約180℃でいっせいに破れる
フランスの研究者が2015年に発表した実験では、オーブンの温度を変えて調べたところ、170℃ではじけた粒は50粒中17粒でしたが、180℃では50粒中48粒がはじけました。皮の強さと厚さから計算しても、はじける温度はおよそ180℃になると説明されています。
数字は本文と同じ、2015年に発表された研究(Virot & Ponomarenko)の実験結果です。

でんぷんが泡のようにふくらむ
皮が破れると、閉じこめられていた水蒸気が一気に広がり、熱でやわらかくなったでんぷんをふくらませます。冷えると、そのまま泡のような形で固まります。これが、白くて軽いポップコーンの正体です。
「ポン」という音と跳ねるわけ
同じ研究では、高速カメラと音の記録を合わせて調べました。「ポン」という音は皮が割れる音ではなく、中の水蒸気が外へ出るときに生まれると考えられています。また、ふくらんだでんぷんが足のように床を押すことで、粒が跳ね上がることも分かりました。
もっと知りたい
- 乾かしすぎた粒は水分が足りず、中の水蒸気の圧力が十分に高まらないので、うまくはじけません。
- ほかの種類のとうもろこしも少しはふくらむことがありますが、ポップコーン用の品種ほど大きくはふくらみません。
- はじけた粒が跳ねる高さは、数ミリから数センチほどです。

3択クイズで確かめよう
ポップコーンがはじけるのはなぜ?
答えを見る
- 中の水が水蒸気になり皮が破れる
- 中の油が燃えて爆発する
- 皮が熱で溶けて穴があく
中の水が水蒸気になり皮が破れる 粒の中の水分が水蒸気になろうとし、かたい皮に閉じこめられて圧力が高まります。約180℃で皮が破れ、でんぷんが一気にふくらみます。
粒の中の水分が水蒸気になろうとし、かたい皮に閉じこめられて圧力が高まります。約180℃で皮が破れ、でんぷんが一気にふくらみます。
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- Popcorn: critical temperature, jump and sound (Journal of the Royal Society Interface, 2015)The Royal Society (Virot & Ponomarenko)(英語)
- How popcorn got its popScience News Explores (Society for Science)(英語)
- To Pop or Not to Pop... That Is the QuestionUniversity of Georgia Cooperative Extension(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



