しゃっくりはなぜ出るの?

主役は、肺の下にある横隔膜という筋肉ですのよ。しゃっくりは、肺の下にある横隔膜という筋肉が、自分の意思と関係なく急に縮み、そのすぐ後に声帯がさっと閉じることで「ヒック」と音が出るものです。早食いや炭酸の飲み物、強い気持ちなどがきっかけになる人もいますが、はっきりした理由がないことも多いです。

横隔膜と声帯の連係プレー
横隔膜は、肺の下にあって、息を吸う時に働く筋肉です。しゃっくりは、この横隔膜が自分の意思と関係なく、けいれんするように急に縮む動きです。そのすぐ後に、声を出すための声帯がすばやく閉じ、この時の音が「ヒック」になります。論文によると、息を吸う筋肉が強く縮んでから、およそ35ミリ秒(1000分の35秒)後に声帯が閉じます。
どんな時に出やすい?
イギリスの国民保健サービス(NHS)は、しゃっくりにははっきりした理由がないことも多いとしたうえで、ストレスや興奮などの強い気持ち、食べたり飲んだりすることがきっかけになる人がいると説明しています。予防としては、炭酸や熱い飲み物、お酒、辛い物、早食い、熱い物の直後に冷たい物をとることを避けるよう案内しています。
しゃっくりの役目は?
くしゃみやせきは、鼻やのどに入った物を外へ出す役に立っていますが、しゃっくりには、はっきり分かった役目がありません。しゃっくりはお母さんのお腹の中の赤ちゃんにも見られ、生まれたばかりの赤ちゃんに特に多いことが知られています。2012年の論文では、お乳を飲む赤ちゃんの胃から空気を出すためのしくみではないか、という説が出されていますが、まだ確かめられた答えではありません。

止め方と、医師に相談する目安
しゃっくりの多くは、数分でおさまります。紙袋の中で息をする、冷たい水を少しずつ飲む、少しの間息を止めるなどの方法がありますが、誰にでも効くという証拠はないとNHSは説明しています(紙袋は頭からかぶらないこと)。しゃっくりが48時間より長く続く時や、何度もくり返して生活に困る時は、医師に相談するよう案内されています。まれに、病気や飲んでいる薬が原因のこともあるためです。
NHS(イギリス国民保健サービス)の案内より。
もっと知りたい
- しゃっくりは多くのほ乳類で見られ、猫やネズミ、ウサギで研究されているほか、馬や犬でもよく見られます。
- 生まれたばかりの赤ちゃんは、多いと時間の2.5%ほどをしゃっくりしてすごすとされ、成長とともに少なくなっていきます。
- しゃっくりは医学の言葉で「シングルタス(singultus)」と呼ばれます。

3択クイズで確かめよう
しゃっくりの時、急に縮む筋肉は?
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- 胃の筋肉
- 心臓の筋肉
- 横隔膜
横隔膜 肺の下にある横隔膜が自分の意思と関係なく縮み、そのすぐ後に声帯が閉じて「ヒック」と音が出ます。
肺の下にある横隔膜が自分の意思と関係なく縮み、そのすぐ後に声帯が閉じて「ヒック」と音が出ます。
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- HiccupsNHS(イギリス国民保健サービス)(英語)
- Hiccups: MedlinePlus Medical EncyclopediaMedlinePlus(米国国立医学図書館)(英語)
- Hiccups: A new explanation for the mysterious reflexBioEssays(PMC 掲載の査読論文)(英語)
内容は 2026-10-03 時点で上の資料を確認して書いています。研究が進んで説明が変わることもあります。写真のクレジットは各写真の下にあります。



